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2019.5月

コーヒープレイク会報2 0 1 9 ・5月

川崎での通学バス事件、それに続く元農林水産事務次官の事件は衝撃でした。長期間の引きこもり青年(成人)とその家族の閉塞感が伝わってきました。引きこもりと家庭内暴力とでこの父も追い詰められたのでしょうが、子どもを殺さなくても他の方法はあったはずです。 残念です。

私はこの事件から、不登校引きこもりをしている子ども、青年が「ゆっくり家で 引きこもっていられないかも・・・?」と追い詰められてしまうではないか心配です。どこ にも居場所がなくなってしまうではありませんか。

もし、コーヒーブレイクの会の皆さんの中で「実は子どもが引きこもっていて・・・」と いう方がおりましたら、例会においでください。他のどこでもいいからつながって下さい。 sosを出すことは恥ずかしいことではありません。

 例会より

  • 小学生。この子の不登校の初めは「通学バスに乗れない」だったけど、4月からバスで通い始めた。3月に試しに乗ってみたら「バスの方が、楽」と言ってきた。たまに私(母) と喧嘩するけど、引きずらないようになった。学校では教頭先生がいろいろと面倒を見てくれてありがたい。
  • 親戚が本人を励ました。ところが本人にとっては大きな負担で、「死んでいましたい!」 と大泣きした。あなたのスピードでいいよ、お母さんはあなたの味方よと伝えている。
  • 高校を卒業後ずっとゲームをしている。(それを聞いていた他のお母さん達はみんなが「そうそう、家もそうだったわ」と声が) 医師から「外へ出ること、大学へ行く、そのために勉強すること」と言われた。それができないから困っているのに!
  • 前は、私が子どもにこうしたら?ああしたら?と言っていたけど、何も動かなかった。そ こで、自分から言ってくるのを待っことにした。そうしたら私も楽だし、本人も楽そう。子どものことは大事だけど、自分の勝手に思わないようにしたら、気持ちがすっーと楽になっ た。「任せて、信じて、待つ」
  • 「普通は、」「フツーは」「みんなはこうなんだからね〜!」と言わないようにしてみよう。人と比べなくていいんだよ。十分だよと伝えてみよう。だって本人が「こんなこ とでは、いけない」と一番苦しんでいるのだから。

 例会で紹介された辻村深月著「かがみの孤城」

今最も読まれている小説。2018年本屋大賞受賞で、一気読みしました。不登校の中学生たちが主人公のミステー。例会に持っていくので、読みたい方にお貸しします。

これは、 最後のページに出てくるフレーズ

大丈夫だよ。 と胸の中で呼びかける。

待っていたよ、 とアキの心の中で、 声がする。 大丈夫。

大丈夫だから、 大人になって。

 次回のコーヒブレイク例会は、6月15日(第3土曜日)14時〜16時 さいわいプラザ3F です。