コーヒーブレイク会報 2014・5・13 160号 田口
ぼくが ここに いるとき
ほかの どんなものも
ぼくに かさなって
ここに いることは できない
(まど・みちお)
みなさんお元気でしょうか?初夏のまぶしい光に元気づけられたり、うっとうしくなったりです。4月の例会は、期待と迷いの話が多くありました。
- 大学へ進学、一人で下宿生活を始めた。「冷蔵庫に入れていた卵、賞味期限が切れちゃった。 どうしたらいい?」と電話がかかって、やれやれと思ったり、うれしくなったり。一人で頑張っているんだなと思った。夜電話をしたい衝動に駆られるけど、グッと我慢している。
- 子どもは、農業体験をしながら生活できる所へ半年間行くと言って、先日家から出た。「ゴミの出し方がわからない」と電話が来た。こちらから「大丈夫?」なんて言わないように、今が我慢のしどころ。
- 「僕には勉強したい事がある」とノートをとり始めた。今までも、冬場はじっとしていて温かかくなると動き始める子だったけど、この春は意気込みが違う。この1年間は無駄じゃなかったと思った。
- 担任の先生が強引にやってきた。子どもは先生に会うのを嫌がっていたけど、先生がせっかく来てくれたのだからと子どもを会わせた。後で祖母が「こんなに会いたくなかったら無理に会わなくてもいいんだよ」と言っていて、「そういう方法もあるのか」と思った。
- 夫は子どもに「できてあたりまえ」と正論で迫るので、子どもがつらくなってしまう。不登校の子どもの接し方に自分とギャップがあって、悩んでいた。ところが先日「病院の先生がお父さんに会いたいといっていたので、行ってもらえる?」と伝えたら、なんと、夫は行ってくれた。
(このお父さん 学校のカウンセリングにも行ってます。)
- 「受け入れる」と「受け止める」の違い。「ほめる」と「認める」の違い。「ほめ」なくても、「認めてあげる」だけで子どもは変わっていく、という話しがありました。
- サポート校に通っていて、進級した。「数学物理が苦手。お菓子を作るのが楽しい。専門に行こうかなあ」そんな話をしてくれるようになった。すごい。